本日は年内最終営業日です。
今年も多くの方々に弊社のあんこをご利用いただきました。誠にありがとうございました。
2019年ももうすぐ終わりです。
昨年の小豆価格の高騰の影響などで、今年も数件の同業者の廃業がありました。
製餡所は家族経営で営んでいるのがほとんどで、社長の高齢化や後継者不足なども原因のひとつです。
製餡所の仕事の始まりは朝早く(前日の夜や夜中から)、夏は暑く、冬は冷たい水仕事です。30キロ入りの小豆を何本も運んだり、重労働です。
お客様へ配達するのも急がなければならないので、何軒も配達すれば長時間運転になってしまいます。
ここまで書いただけで、我ながら結構大変な仕事だなと思いました。
今年は毎日の仕事をこなしながら、どうしたら仕事が楽にできるようになるか考え、実行したりしました。
まず行ったのが営業日を減らすこと。
営業日を減らすなんてやる気がないなんて思われそうですが、従業員にも家族がいます。家族とゆっくり過ごしてリフレッシュして、また仕事を頑張る。メリハリができて、とてもプラスになりました。
また、営業日を減らすことで曜日によって大体のルートを決めました。配達地域を曜日で纏めることで、効率化や燃料費の削減になりました。
お客様とも沢山お話をしました。
製餡所の現在の状況、これからの製餡所について。
理解も得られたり、応援もしてくださったり。
“仕事は楽ばかりしちゃダメだよ”と、その通りです。
しかし、苦しく大変なことをしているだけじゃダメなんだとわかりました。
どんなに朝早く起きたからって、一人で何本も重い小豆を運んだって、朝早くあんこを配達したって、家族と過ごす時間がないからって、あんこが美味しくはなりません。
美味しいあんこお客様のもとへ届ける。その理念のもと、美味しいあんこができるなら、していい“楽”をこれからも探していこうと思います。
来年も皆さまどうぞよろしくお願いいたします。
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